弊社はシステムの販売ではなく、建設業者に建設業簿記と、原価管理のノウハウを指導するコンサルタント会社です。指導中に得た知的財産をシステム化するのを最大の目的としております。
 製造原価を有する製造業には工業簿記、建設原価を有する建設業には建設業簿記、販売業には商業簿記、業種が異なれば簿記が異なるのは会計業務の必須条件です。
 しかし何故に建設業者は、製造業の工業簿記から主勘定の仕掛品(未成工事支出金)、当期製品製造原価(当期完成工事原価)を取り除き簡素化を計った「商的工業簿記」で会計業務を行うのでしょうか…。
 商的工業簿記は、原価計算から得られる数値を複式簿記に組み込まないことから、「不完全工業簿記」と謂われ、その欠陥は原価計算がアバウトになり、そのアバウトに税金が掛かるにも拘わらず…。

 建設業簿記最大の特徴は、三大主勘定の未成工事支出金、当期完工原価、建設仮勘定に補助科目を有する事と、売上から仕入勘定に至る迄、工事名毎に仕訳伝票を記載する原則があります。
工事名を有することが建設業簿記の原則ならば、連動と計算機能を構築することに依り、旧来の経営指針となる財務三表は基より、リアルタイムに原価三表の画面検収、帳票プリントが可能との理論が電子計算機に着眼させました。 岸壁の母、双葉ゆりこさんを超える苦節20数余年の開発歳月を賭け、建設業原価管理・財務管理会計・経営管理連動システム「金次郎」は平成の世に産声を上げました。

A . 原価三表
1 .実行予算管理表(完工原価の至近数値の予測、データの個別入力有)
2. 未成工事進捗表(計数出来高&現場出来高の対比、立替勘定の把握)
3. 工事台帳兼損益計算書(完工原価検収&実行予算表の対比)

実行予算管理表の作成時、類似発注先、類似件名、類似契約額の工事台帳を参考に作成された実行予算表は、完工後の工事台帳の至近数値が計上される知的財産を養っております。

一覧式工事別損益計算書の勘定科目計は、決算報告書の当期建設原価勘定科目計に一円の相違も無く合致しております。
実行予算管理表、資金繰表等は予測可能データの入力が不可欠ですが、副産物として自動作成される工事別未成工事進捗表、工事別未成工事間接現場経費配賦率表、工事台帳、工事別損益計算書(代人別)、顧客別損益計算書、共通原価直接現場経費、同、間接現場経費配賦理論は、ガソリンの一滴に至る迄工事別に案分配賦し、その精度は決算書の売上総利益に一円の相違もなく合致し、リアルタイムに画面検収、帳票プリントが可能です。

顧問税理士さんは年間顧問料以上の節税対策、金次郎は年間リース料、指導料を超える収益の確保に最大の威力を発揮します。

 本年5月よりの新会社法、晩秋より導入される公共工事のボンド契約、0金利撤廃に依る金融機関の融資対策に加え、自社の完工原価の至近数値を予測する、実行予算管理表の参考になる、類似発注先、類似工事件名、類似契約額の工事台帳等、全ての知的財産の源は、財務会計に集約される驚異の時代が到来しました。


代表取締役 宮城弌寶